【サンライズ・ヴィラ西葛西】~眠りスキャンとパルスケア(EMS)~
サンライズ・ヴィラ西葛西(以下SV西葛西)では、眠りスキャンとパルスケアを組み合わせたリハビリを行っています。
眠りスキャンとパルスケアに関しての詳細は下記の記事をご参照ください。
SV西葛西の三田地PTにその取り組みについて聞いてみました。
―SV西葛西には開所から眠りスキャンを導入していましたが、パルスケアと結びつけたのは何がきっかけだったのですか?
(三田地) 眠りスキャンで睡眠状況を把握し、眠りの質が良くない方には運動量を上げていただいて効果が見えてきています。けれども、運動できない身体状況の方はどうすれば良いのか?これに応えてくれるのがパルスケアだったのです。
―具体的にはどうしたのですか?
(三田地) ベッド上で過ごされている方や転倒リスクが高い方等で睡眠状況が芳しくない7名に対して、週2回15分間EMSを装着してもらいました。
3か月くらい継続してみると、睡眠時間の向上、睡眠の質の改善、夜間のトイレ回数の減少等が見られるようになったのです。
―それは素晴らしいですね!
(三田地) 薬を使わないで良い睡眠が得られることは素晴らしいことだと思います。
このことは本人様のためにもなりますが、夜勤スタッフにとっても有難いことで、夜間ナースコールが減ったという現場の声も上がってきています。
―それは助かりますね。
他に取り組んでいることはありますか?
(三田地) 足の浮腫みが顕著な方たちにも1か月間パルスケアをしてみました。
EMS使用前の数値と1ヶ月使用後の数値が顕著に減少した方々がいて、統計学的有意差も見られました。つまり、科学的に根拠があったと考えられるといえます。
EMSを使用することで浮腫みが取れて筋力がつくと、血流も良くなって冷え性が改善し、お布団から出て体操しようというふうに、活動的になり、気持ちも上がりますよね。
―今日はとても良い取り組みを聞かせてもらいありがとうございました。
他のホームにも展開できるようになったら良いですね。