【ライクケア この人いいね!】~フェリエ ドゥ横浜鴨居  グナワン・トリ・サプトロ さん/アティン・ライリ・ラクマワティさん~ | ライクケア

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【ライクケア この人いいね!】~フェリエ ドゥ横浜鴨居  グナワン・トリ・サプトロ さん/アティン・ライリ・ラクマワティさん~

インドネシアの東ジャワ島出身のお二人。日本に憧れを抱いて来日し、介護の仕事に就きます。その過程と今の心境を伺いました。

日本に興味を持って


―お二人とも東ジャワ島の出身だそうですが、あちらにいたときから知り合いだったのですか?

アティン いえ。全然知りませんでした。ここに来たら、インドネシアの人がいたのでびっくりしたのです。しかも、隣の町出身だったのです。

―そうなのですか。
では、どうして日本に来て、何故介護の仕事を選んだのか教えてください。

グナワン 大学で看護の資格を取ったのですが、日本の技術や仕事のやり方が一番優れているのではと思っていたのです。
それと、インドネシアには無いシーズンがあることに興味がありました。

アティン インドネシアの大学を出た後、日本の文化が大好きな友達と、日本語を学びに来ました。1年半日本語学校に通い、その後は専門学校に行きましたが、難しかった。それからケアの仕事を始めました。

日本の昔からあるカルチャーやお祭りとか見たかったです。

―実際に日本に来てどうですか?

 
グナワン 鬼怒川の病院で3年間看護助手をしましたが、日本人は時間に厳しいですね。仕事の仕方も細かい。日本に5年いるけど、冬の寒さに慣れないです。夏も日本の方が暑い。

アティン 富山で働きましたが、秋がとてもキレイ。雪もキレイけど寒さが辛いです。寒いのが大変で、横浜に来ました。横浜は街がキレイ。

グナワン 日本は保険や年金とか人を大切にする社会の仕組みがあるのは良いです。個人でも他の人のことを考える、気にする文化がありますね。

笑顔は共通言語


―では、日本で困ったことや、日本人に思うことあれば教えてください。

グナワン 私たちはイスラム教徒なので、食べ物の規則(ハラール)が色々あり苦労しました。今はハラールの店もあり、大丈夫です。
 インドネシア人は誰とでもすぐ友達になれるのですが、日本人は仕事では一緒にやっても、プライベートでは仲良くなれないことが多いです。

アティン 仕事じゃない時も、仕事の話しかしないですよね。あまり自分のことを話さない。秘密多い?(笑)それから、とにかく、日本語難しいです

―それが高齢者ならもっとコミュニケーション取るのは大変ですよね。

グナワン 仲良くなるまで、何度も話しかけます。時間かかっても、気持ちは伝わっていきます。

アティン わからない時はいつも笑います。笑うと心が通じます(笑)

グナワン アティンは何もなくても笑ってるもんね。

―笑顔って、人類の共通言語ですよね。
何か夢はありますか?

グナワン 来年、介護福祉士の試験を受けます。それから、結婚して日本に長くいたいですね。

―あら!誰かお相手はいるのですか?

グナワン これからです。

―中村施設長、誰かお世話してよ!

中村施設長 日本人がいいの?インドネシアの人?

グナワン 大丈夫、大丈夫! 自分で探すから(笑)。

アティン (笑)私も、日本に長くいて働きたいです。

―あなたたちのような方たちが、長く働いてくれたら私たちもとても有難いですよ。

中村施設長はお二人をどのように見ていますか?

中村施設長 介護の仕事をしている外国の方たちはみんな優しいのですが、特にこの二人は際立って優しいです。とてもピュアで、本当に入居者様のためにどうしたらよいのか考えて行動してくれるのです。気遣いができるのですよね。安心して任せられます。

―FD横浜鴨居は、インドネシア、ベトナム、中国、韓国、フィリピンとスタッフがかなり多国籍になってきましたが、今後とも皆仲良く頑張ってくださいね。

ありがとうございました。

 
(蟹江記)

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